四季を通じて訪れたい、季節の花が咲く京都の植物園3選
春夏秋冬、社寺と花々の美しい共演が見られる京都。
けれどたまには花そのものを愛でたくなるのが、人の心というものです。
もしあなたにもそんな思いがあるのなら、訪れてほしいのが季節の植物が育つ植物園。
今回は京都にある植物園を3ヶ所ピックアップし、それぞれの見どころに注目していきます。
四季を通じて訪れたい植物園の魅力、一緒に紐解いていきましょう。
(広告)人それぞれの使い方ができる「京都府立植物園」
まずご紹介するのは、「京都の植物園」の代名詞ともされる「京都府立植物園」。
こちらは日本で最初の公立植物園として、約100年前に開園された歴史ある施設です。
京都府立植物園のアピールポイントといえば、なんといっても入園料のリーズナブルさ。
大人でも200円という破格の値段設定に惹かれ、日常使いをする市民の方も多いのではないでしょうか。
また、敷地内には絵本や児童書が集まった「きのこ文庫」と呼ばれる屋外型の図書館や、子ども向けの遊具も充実。
レジャーシートを広げてのんびりできる芝生のエリアもありますので、家族連れの方にはありがたいですね。
24ヘクタールに及ぶ広々とした園内は、混雑感も気にならずゆったりと過ごせそう。
日々の散歩、子どもとのお出かけ、デートの舞台……人それぞれの使い方が選べる植物園です。
(広告)小規模ながらも満足感の高い「宇治市植物公園」
ふたつめの園は宇治にある「宇治市植物公園」。
京都府立植物園に比べるとややこぢんまりとした広さですが、見どころの数は勝るとも劣りません。
宇治市植物公園のおすすめポイントは、入園料にあらかじめ温室のそれも含まれているところ。
他の植物園で生まれがちな「温室も見たいけど、別料金だと躊躇してしまう」といった悩みも、こちらでは気にせずに楽しむことができます。
そして園内でいっとう注目したいのが、「花と水のタペストリー」という立体花壇。
画像だと緑だけのため少し見づらいですが、季節の植物を使用して織りなした絵柄は見ごたえがあります。
他にも、園の出入り口となる館内には、花や植物についての本を集めたライブラリーも併設。
さまざまな工夫がそこかしこに見られる、小規模ながらも満足感の高い植物園です。
(広告)植物園と美術館が合わさった「ガーデンミュージアム比叡」
最後にお届けするのは、比叡山の隠れた名所「ガーデンミュージアム比叡」。
こちらの施設は厳密に言うと「植物園」ではなく、「庭園美術館」という区分になっています。
園内には陶板で再現した、ゴッホやモネなど印象派画家の絵画があちらこちらに設置。
それらの作品を華やかに演出するのが、庭園に咲き乱れる季節の花々です。
施設のコンセプトから、モネの代表作「睡蓮」をイメージした池など、空間そのものがアートとなるようなエリアが多数あることがこちらの特徴。
まるで絵画の世界に入り込んだような、ひと味違った楽しみ方ができるのは、ガーデンミュージアム比叡ならではと言えるでしょう。
もちろん四季の植物だけでなく、美しく再現された名画そのものも見どころのひとつ。
植物園と美術館、ふたつの良いところを合わせた、センスのある施設です。
(広告)「花を愛でる」だけではもったいない場所
植物園は、日々を過ごす中ではお目にかかれない、貴重な花々を楽しむ場所。
ですがひとつひとつの施設に目を向ければ、それ以外にもたくさんの見どころがあることに気づいていくことでしょう。
ぜひ季節が巡るたびに足を運んで、その魅力に触れてみてくださいね。
京都府立植物園
〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町
宇治市植物公園
〒611-0031 京都府宇治市広野町八軒屋谷25-1
ガーデンミュージアム比叡
〒606-0000 京都府左京区修学院尺羅ヶ谷四明ヶ嶽4