懐かしい列車との出逢い~大人も楽しめる京都鉄道博物館~

※記事は、2018年2月1日に訪問した際のコンテンツです。

京都鉄道博物館を訪れる

京都まちなか散歩を楽しめる先は、歴史情緒あふれる所だけではありません。現代風の博物館や美術館などがいくつもあるのですが、本日はすこし趣向を変えまして「京都鉄道博物館」へ目的地とします。

京都駅から塩小路通を少し西へ行きますと梅小路公園が見えてきますが、公園内に京都鉄道博物館があります。この隣には、かつての梅小路蒸気機関車館がありますが、この機関車館を整備、統合する形で鉄道の総合博物館として、2016年京都鉄道博物館が新たにオープンしました。

梅小路公園に着きますとその名の通り、もう少し温かくなれば梅を楽しむことのできるまちなか散歩先でもあります。園内では懐かしいチンチン電車に乗ったり、京都水族館で珍しい魚を鑑賞したりもできます。

このように、誘惑の多い場所ではありますが本日は京都鉄道博物館に参りますので散歩の足をふらつかせぬよう目的地へと歩を進めます。

私はいわゆる、「鉄ちゃん」ではないのですが、鉄道と言いますか電車が好きです。近距離でも特急に乗りワクワクすることが多々あります。

旧蒸気機関車館では、国の重要文化財である扇形車庫に並ぶ機関車を目の当たりにし、その黒く大きな車体に圧巻され、「日本中をほんまに走ってたんか?」と感じてしまいます。

京都鉄道博物館 蒸気機関車D51
京都鉄道博物館 蒸気機関車C62
京都鉄道博物館 扇形車庫

また、旧二条駅の駅舎も移築されており、木造建築の温かみやかつて改札を通る際に駅員さんがカシャカシャと巧みに硬券切ってくれた様子が思い出されます。

京都鉄道博物館 旧二条駅舎

京都鉄道博物館は初めての来館だったのですが、純粋に子どもも大人も楽しめると感じました。じっくり見ていますと、おそらく1日で回りきることは無理でしょう。

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ホームページでは、「広く皆様に受け入れられる“憩いの場”となるとともに、“見る、さわる、体験する”ことで誰もが楽しむことができる“学びの場”となることを目指します」とありましたが、まさにその通り。電車好きな方々におすすめです。

京都鉄道博物館 新幹線0系
京都鉄道博物館 新幹線100系
京都鉄道博物館 新幹線500系

京都のまちなかだけではなく、博物館の中のぶらり散歩も楽しいものですね。

京都鉄道博物館 151系こだま

見学していると歴代の新幹線に出会いました。子どもの頃に見た昔懐かしい形から、最新のものまで科学の進歩を目で感じることができます。

京都鉄道博物館 クハ489形雷鳥
京都鉄道博物館 キハ81形くろしお
京都鉄道博物館 寝台特急トワイライトエクスプレスのエンブレム
京都鉄道博物館 寝台特急トワイライトエクスプレス

こちらは大阪駅から札幌駅まで運行していた寝台特別急行、トワイライトエクスプレスです。

一生のうちで一度は乗ってみたい、という憧れの的でした。寝台列車で到着した先でのんびり散歩、想像しただけで胸が弾みます。

昭和時代のポスト
ダイハツ三輪自動車ミゼット
昭和時代の駅舎内執務室

京都鉄道博物館では、電車だけでなく昭和の懐かしさを味わい、深く感じることもできます。

昔はこのような風景が、まちのあちこちにありました。昭和レトロの京都に触れたい方は、散歩先として訪れてみるのも一興です。

現存する最古の国産初量産型機関車、233号機関車(国の重要文化財)

こちらは、

明治36年度(1903年から1904年)に作られた、現存する最古の国産初量産型機関車、233号機関車(国の重要文化財)です。

京都鉄道博物館には、鉄道史や電車の実物がずらりと勢ぞろいしており、知れば知るほど鉄道が面白くなり、帰路に着くのがもったいなくなったほど有意義な一日を過ごすことができました!

雨でもぶらりとまちなか散歩を楽しみたい方や、ご家族連れでの京都観光でもおすすめのスポットと言えます。

   

京都鉄道博物館

〒600-8835
京都府京都市下京区観喜寺町

アクセス
京都駅の中央口(正面口)から塩小路通を西へ、堀川塩小路を少し上り、堀川木津屋橋通をさらに西へ(京都駅からおおよそ20分程度)

参考URL
http://www.kyotorailwaymuseum.jp/

京まちなか散歩道 純粋に楽しい!京都鉄道博物館より引用、再編集  

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