美しい花が咲く憩いの場~「京都御苑」で春の花を愛でる~
歴史ある場所でありながらも、京都人の憩いの場となっている「京都御苑」。
近隣の方が散歩などで訪れるだけでなく、季節の花の名所として観光客にも人気のスポットです。
2月から3月にかけて見ごろを迎えるのは、梅や桃といった春の花。
近くにある甘味処の情報と一緒に、春の京都御苑の様子をご覧になってみませんか。
(広告)梅、桃、蝋梅やモクレン……季節の花が咲く「京都御苑」
京都御苑は「京都御所」の周囲にある国民公園。
総面積は65ヘクタールに及び、テニスコートや休憩所、駐車場などが整備されています。
こちらの名物となっているのが、前述した季節の植物の数々。
春は桜、秋は紅葉やイチョウが苑内を彩り、訪れた人々の気持ちを和ませます。
今からの季節に見ごろを迎える梅や桃は、苑内の西部にある「梅林(ばいりん)」「桃林(とうりん)」に集まっているのだそう。
梅林にはおよそ200本の梅、桃林には70本ほどの桃がそれぞれ植えられており、誰でも無料で見ることが可能です。
例年の梅の見ごろは2月中旬から3月中旬、桃の見ごろは3月中旬から4月中旬とのこと。
この時期には他にもなごりの蝋梅(ろうばい)やモクレンなど複数の花が次々と咲くため、苑内はちょっとした植物園のように華やぎます。
なかなか京都でお目にかかれない桃はもちろん、梅の美しさも見事なもの。
足を運ぶたびに季節の移り変わりが感じられる京都御苑は、今の時期のお出かけスポットにぴったりと言えるでしょう。
(広告)「とらや」の「虎屋菓寮」で季節の風物をいただく
せっかく京都御苑に来たのなら、花だけでなく近くのお店で甘いものも楽しみたいところ。
中でも、羊羹(ようかん)の名店として全国的な知名度を誇る「とらや」は特におすすめです。
こちらには甘味処「虎屋菓寮(とらやかりょう)」が併設されており、稲荷社や蔵のある庭を眺めながら甘味をいただけるのだとか。
また、日本文化に関わる約600冊の書籍も自由に読むことができ、ゆったりとしたひとときを過ごせます。
人気メニューは、北海道産の小豆で作ったこしあんがこだわりの「あんみつ」。
色鮮やかな琥珀羹(こはくかん)と季節のトッピングが目にも舌にも嬉しいこの甘味は、食べる前に思わず写真に収めたくなります。
他にも、季節の風物をイメージした「季節の生菓子」や、旬の素材を活かした「季節の羊羹」とお茶のセットも評判。
さらに2月の前半は「季節の生菓子」の中に、梅をかたどった「寒紅梅(かんこうばい)という和菓子が登場するようです。
京都御苑の梅を見て心を満たしたあと、虎屋菓寮の食べる梅でお腹を満たすのもいいかもしれません。
季節の花と甘いもので気分転換を
今のご時世「すっきりとした気持ちで春を迎えるのは難しい」という方も多いはず。
そんなときは密を避けつつ外へ出かけ、気持ちの切り替えを試みれば少し落ち着くことでしょう。
美しい花、美味しい甘味は気分転換に最適のアイテム。
上手にストレスを発散しつつ、新しい春にむけてまた頑張っていきたいですね。
京都御苑
〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3
虎屋菓寮 京都一条店
〒602-0911 京都府京都市上京区烏丸通一条角広橋殿町415