見て、食べて楽しむ緑~圓光寺の青もみじと緑茶スイーツ~

桜の季節も終わり、初夏の訪れが近づいてきました。

この時期は花も美しいのですが、より注目したいのが、芽吹き始めた青もみじ

圓光寺の青もみじ

プロペラのような種子とともに萌える若々しい紅葉の緑は、植物の生命力を感じる色です。

人混みを避けて楽しむ京都の青もみじ

そんな青もみじを楽しむのにぴったりなのが、秋の紅葉の名所として知られる神社仏閣の数々。

紅葉のハイシーズン時には大勢の参拝客で賑わう場所でも、京都観光のオフシーズンである初夏は、人混みを避けてのんびりと拝観できます。

何より錦秋の赤とはまた違った、青もみじの初々しい緑といったら!

この青々とした若葉が社寺に緑を添える様子は、京都の紅葉を愛する方にこそ見ていただきたい光景です。

天の緑と地の緑、ふたつが合わさった「圓光寺」

名所の中でもとりわけおすすめしたいのが、一乗寺エリアに鎮座する寺院「圓光寺」。

圓光寺
圓光寺の新緑
圓光寺の紅葉
秋の紅葉の頃、色彩が対照的

こちらのお寺は苔と紅葉を活かした庭園「十牛之庭」がとても素晴らしく、「一幅の絵のよう」と例えるに相応しい景色が広がります。

天から降る青もみじの緑と地面から萌え立つ苔の緑、ふたつが合わさるこの空間は森林浴にもぴったり。

また、晴れた日には頭上を覆う一面の緑が木漏れ日を生み出し、より見事な景観へと変化します。

他にも、丁寧に手入れされた苔の絨毯をよく見ると、かわいらしい顔のお地蔵さまが。

圓光寺 お地蔵さま

柔らかな表情で微笑まれるお地蔵さまに手を合わせれば、自然と自分もにっこりとした顔立ちになるでしょう。

「一乗寺中谷」でいただく緑茶スイーツ

さて、圓光寺に立ち寄ったのなら、あわせて何かお土産でも購入して帰りたいもの。

おすすめは、白川通りの近くに店を構える「一乗寺中谷」のお菓子です。

もともとこちらのお店は、でっち羊かんなどを作っていた和菓子処。

その3代目であるご主人が、洋菓子を学ばれていた今の若女将と出会い、和菓子と洋菓子のマリアージュスイーツを提供するようになりました。

一乗寺中谷を初めて訪問したのであれば、ぜひ求めてほしいのが看板メニュー「絹ごし緑茶てぃらみす」です。

一乗寺中谷 絹ごし緑茶てぃらみす

こちらは緑茶を染み込ませたスポンジ生地に、なめらかな舌触りの豆乳ムースをあわせた逸品。

一乗寺中谷 絹ごし緑茶てぃらみす

和と洋が綺麗に融合したこのスイーツは味も見た目も大評判で、通販では現在9ヶ月待ちだそうです。

とてつもない人気商品ですが、嬉しいことに店頭には当日分が用意されているとのこと。

一乗寺エリアに用事のある方は、ぜひ足を運んでみてください。

疲れた心身を癒やす「緑」のエネルギー

古文で生まれたばかりの赤子を「嬰児(みどりご)」と呼ぶように、古くから緑は生命力を表す言葉でした。

現代の初夏はいわゆる「五月病」のように、心身の疲れを感じやすい時期。

昔の日本でも、そういった人は少なからずいたのかもしれません。

心や身体の不調を自覚したとき、ふと周りを見渡せば、生きる力に溢れた緑が止まることなく芽吹いている──。

千年以上も前の彼らにとっても、そのとめどないエネルギーは、きっと非常に眩しく感じられたことでしょう。

心身の不調には、身体にとっては日光と休息が、心にとっては気分転換のおでかけと美味しいものが、何よりのお薬です。

見て楽しむ圓光寺の青もみじと、食べて楽しむ一乗寺中谷の絹ごし緑茶てぃらみす。

初夏の元気な日差しを浴びながら、ふたつの緑を満喫してみませんか。

   

圓光寺
〒606-8147 京都府京都市左京区一乗寺小谷町13

一乗寺中谷
〒606-8151  京都府京都市左京区一乗寺花ノ木町5

この記事を書いた人
真下 洛