遅々として進まない京都検定1級の学習~2級、3級と比較して~

正伝寺 2022年秋

遅々として進まない京都検定1級の学習

第21回京都・観光文化検定試験は、先日12/11に終わりました。

平成29年度第14回京都検定試験3級に合格し、その後2019年度第16回京都検定試験2級に合格した後、1級を受験する志を立てたもののその学習は遅々として進まず、3年の年月が経ってしまいました。

教科書や過去問題集、記述式問題集を揃え、いつでも本格的に自学自習できる環境は整えているのですが、どうも気後れして捗りません。

端的に言ってしまうと、腰が引けている我が身に気付いているのです。

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何かとかこつけて後回しにしていることに薄々知っているのです。

この停滞状態は、昨年だったと思うのですが、1年分の1級の過去問を解いてみたことから始まります。

正解したのはほぼ数問だけ、予めこうなるだろうと了解していましたが、やはり2級や3級と違い改めてその難しさに面食らいました。

また記述式なので、正確な漢字で書けないこともあります。

さらには、2級や3級の4者から正解を導く類推力がどうも効かないのです。

ここで迷いが生じ、手が止まってしまいました。

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2023年は受験

2023年は受験すると決めています。

自学自習も再開してみましたが、やはり歯が立たないのが現状で、京都を知ろうとする意欲が削がれ楽しみが感じられません。

過去に合格された方のブログなど見ても並々ならぬ努力をされていて、当然のことなのですが、ちょっと勉強したぐらいで合格とは虫が良すぎると理解しています。

ゴールまでは、長丁場になると感じています。

けれども京都人としての意地もあって、何とか勝ち取りたいというエゴ的な想いもあります。

かつての一浪癖

私には一浪癖がついていて、大学入試も自動車免許の学科試験も2度目で合格しました。

かつておやじが、「おまえは一浪癖がついてんねん」といわれたことを思い出し、2級・3級の合格はおやじの天からのご加護と考えるようにしているようなありさまです。

まあ、肩肘張らずごたくを並べながら進めるより他に道は無しと考え、明日から(今からではなく後回しにしているのが積極性に欠けるのですが:自戒)過去問を解こうと思います。

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2級、3級の学習法(おさらい)

以前、京都検定2級・3級の学習についてご紹介しましたが、本試験が終わった直後ではありますが、2023年に向けて受験をお考えの方へおさらいも兼ねて簡潔にご紹介します。

基本は公式テキストと過去問

合格率としては、大まかに2級30%程度、3級50~60%程度とお考えになってもいいと考えます。

2級は72点とすれすれでしたので、あまり確定的な学習法はお示しできませんが、基本は過去問を解いて、不明点は公式テキストに戻って確認することです。

公式テキストより2級は70%以上、3級は90%以上が出題されますので、テキストをよく見ておく必要があるでしょう。(テキスト自体の記憶が必要なのは1級)

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日本史の教科書を眺める

予備知識として、高等学校の日本史の教科書で使用されている山川出版社の教科書をざっと目を通しておくのも良いと思います。

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京都新聞を読む

何かと京都の話題や試験のネタになりそうな記事が見受けられることもありますので、京都新聞を購読するのも情報収集の一つではないでしょうか。

やはり必要な類推力

2級と3級は四者択一(マークシート)で記述式ではない独特の難しさがあります。

つまり、解答に迷うような選択肢がまぎれています。

正答が見えず、不必要な三者を消していくには類推力が必要で、解答できる問題を先に解いた後で少しじっくりと推理しながら臨む必要があります。

現地を訪れる

京都を訪れる機会があれば、寺院や神社、また食に関するお店へ少し足を延ばし、実際に仏像や建物を観る、あるいはお菓子や料理の味に接してみるのも五感が働き記憶へプラスとなることも考えられます。

また、人の多さに辟易することになりますが、春や秋の風情に接すること、葵祭や祇園祭、時代祭といった祭を実際に観ることも感動とともに脳への刺激にもなると思われます。

雨宝院 2021年秋

些細だけれども気になる留意点

家で学習をしている際は、シャープペンシルを使っていました。

試験場では、マークシートなので解答用紙に塗る手間に時間が意外とかかります。

これには、気が付きませんでした。

日ごろからHBやBの鉛筆を利用されるのもいいかと思います。

試験当日は、Bの鉛筆を数本必ず準備してマークシートを塗ることにあまり時間が割かれないように意識されるといいのではと経験則上感じられます。

1年はあっという間

2023年に京都検定試験2級・3級の受験をお考えの方は、ほんの少しご参考にされると嬉しく感じます。

また楽しみながら1級の学習ができる方法を探してみようと思っています。

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