ノーネクタイ~ちょっと小粋なジャケットの着こなし~
ノーネクタイを着こなす
ネクタイを締めない日々を過ごす身となりました。
在宅ワーカーとなってこの2年半、ネクタイを締めたのは2回だけ。おやじの7回忌とアルバイトの面接、この2回だけです。
ネクタイ、結べるやろか?とちょっと不可思議な気持ちでしたが、長い間毎日ネクタイ締めて通勤していたのですから、変な話、指が覚えています。
それでも、久々のネクタイはどうもしっくりきませんでした。どうも、ピッシッという感じがないのです。
(広告)サラリーマンのころは、このピッシッで今日もがんばろうと気持ちを昂らせたものですが、首回りに違和感があって、「もう、これはいらん」という感覚が落ち着いてしまっているようでした。
新入職員の際、当時の総務部長はこう言われました。
「背広が必須ではない。君たちは、教員や学生、親御さんと直接に接する仕事なのだからネクタイだけはつけるように」
私は、言いつけを守りキチンとネクタイを締めてスーツも着て仕事をしていました。
が、怪しくなりはじめたのは、クールビズあたりです。6月に入るとノーネクタイとなり9月いっぱいはこのままの姿。
自分でもだらけてるんと違うか?と感じましたが、今や当たり前。地球温暖化のなか、エネルギーの消費を抑え、軽装で仕事に従事することも必要となりました。
アロハシャツ姿で出勤しているお役人をテレビで見て、さすがに、もう勝手にせい!でしたが。
やはり昭和感覚が抜けないのでしょうか、パラダイムシフトという社会変革をもうひとつ受け入れられないのでしょうか、個人的には折り目正しい(きちんとした)日本人がどんどん楽な方向(いわゆるユルイ方向)に向かっているような気がしています。
けれども、暑いさなか、きちんとスーツを着て、汗を拭きながら営業の仕事をされているサラリーマンの姿を見ると、やはりクールビズもアロハシャツも一理あるなあと感じてしまいます。
ところで、ノーネクタイです。
外出する際は、ネクタイはせずとも基本的にはジャケットかブレザーを着ます。おしゃれはあまり考えませんが、小ぎれいにすることと人に不快感を与えないような身だしなみを心がけています。
フリーランスの方なんかは、ノーネクタイで粋にジャケットを羽織って木漏れ日がちょっとまぶしいまちなかの通りを闊歩されていたりしますよね。
時間と空間を自由に操るワーカーというような感じで、私も目指したいと感じています。
私が学生のころは、トラッドを着こなしている連中が多くいましたが、もう一度トラッドに挑戦してみるのもいいかなと思っています。
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