残業する派?しない派?、仕事に対する根本的な考え方の違い
仕事の効率上げて、さっさと帰りや!
大学職員だったころ、私は残業しない派でした。
9時から17時が勤務時間でしたが、緊急時の対応ややむを得ない場合を除いて、概ね18時ごろには退勤していました。
朝、事務室に着くと、その日の仕事の優先度や作業量、会議のある場合はそれも含めて17時までに仕事を終える時間割(段取り)を頭に入れます。
この時間割に沿って仕事をこなしていくのですが、どうしても定時に終わらない時は、あらかじめ上司に1時間なり2時間残業させて欲しい旨を伝えて許可を取っていました。
割とちゃんとしているでしょう、欲目ですけど。
こんな部下もいました。残業が好きなのか、残業代が欲しいのか、家に帰りたくないのか、その真意はわからないのですが、朝出勤して出勤簿の超過勤務時間欄にもう「22:」と記入しているのです。
今日も22時までは残ろう、分は帰り際に書くことにして。
これは、イカンでしょう。残業ありきで仕事しているのですから。当時、私には部下の勤務に対する管理権がない立場ではありましたが、さすがに、当人に対して仕事の管理、仕事の方法などを考えるように伝えました。
(広告)残業が「悪」とはいっていないのです、ちゃんと仕事の段取り考えてるか?「仕事の効率上げて、さっさと帰りや!」と腹では思っていたのですけど。
このタイプの人たちの仕事のスタイルなのですが、ちょっと特徴があります。つまり、こだわりが強いのです。とことん仕事をやるタイプです。
とことん仕事をやることは、すばらしいですよ、もちろん。
ただ、1日の仕事の時間には限りがあるのです。仕事の精度は高いですが、時間のかけ過ぎで、もうこのレベル(質)でええやろという割り切りができないのです。
それから、メールが長い、電話が長い、窓口の対応がこれまた長い、これに費やす時間が長いのです。この辺で切り上げてという感覚がない。これも、仕事スタイルのひとつといえばひとつなのですが。
メール、長い長いメールってどうですか?書くのも読むのも時間がかかる上、次の仕事のステップに入るのが遅れてしまいますよねえ。
個人的な意見ですが、メールは連絡だけでいいでしょう。かつて、私のあまりに淡々としたメールに対して教員から苦情(怒られた)を言われたことがありますが。その教員が、またえらい長い長いメールを送ってくる人でした。対面で話した方がよっぽど効率的と感じましたが。
今は働き方改革で、残業時間を減らす方向に向かっていることやさまざまな働き方を進めて行く社会へと変わろうとしています。
人口減少による労働力の確保の難しさ、AIなどによる労働環境の変化、かなり難しい社会背景がありますが、残業しない派になりましょうよ。
とはいうものの、今在宅ワーカの私、毎日に9時から21時までなんやかや仕事しています。方向性が逆なのは、実は私でした、これではあきません、働き方改革しないと。