堀川でジャブジャブ~かつて京都の風物詩だった友禅流し~

「堀川でジャブジャブ」、変なタイトルで失礼します。

堀川は、かつて堀川通に沿って流れる小さな川でしたが、その後排水路のような味気ない水路に変り果てました。

「憩いとやすらぎの水辺空間の創出」ということで、2009年堀川が復活し、人工的な小川ではありますが、水の流れを取り戻しました。ちょうど一条戻橋から御池通まで、散歩ができる憩いの空間ができました。

私も時々散歩するのですが、かつての自然な流れではないにしろ、ちょっと立ち止まってたたずむと、記憶は希薄ではありますが、ふっと子どもの時の情景が蘇りますね。

堀川の界隈は、もともと西陣の織家さんや染物屋さんがたくさんありました。ジャブジャブというのは、そうです友禅染の最終工程である水洗いを鴨川や堀川で職工さんたちがジャブジャブ洗っておられたことなのです。

「友禅流し」といって、川の流れに生地が揺らめくさまがまちの風物詩となっていました。

私は、川岸からポカンと口をあけながら眺めていたものです。

西陣に生まれ育ったので、着物のことは詳しいかというとまったくです。お恥ずかしいのですが、知らんのです。

私が居た西陣の町家長屋では、西陣に関わる仕事、つまり「糸へん」の仕事をされている方がたくさんおられました。織機の音がガッチャンガッチャンとうるさかったですね。

おふくろもそのひとりで、「糸繰り」という内職をしていました。うまく説明できませんが、写真のような機械があって、糸の束を木の枠に巻いていくという仕事です。

よく耳にしたのは、糸の束1つを1すが(ひとすがといって、漢字では「綛」に該当するのでしょうか)本来の絹糸を正絹(しょうけん)、人工の絹糸を人絹(じんけん)という言葉などです。

その後、着物の需要が大きく減って着物に関わる産業は衰退していき、多くの織り手さんたちも辞めていかれました。

ちょっとしんきくさい話になってきましたので、私が知っている着物のこと2つ。

ひとつ。絞りの着物は、高級品。

ふたつ。最近よく見かけるのですが、まちなかで外国人観光客の方が、レンタルで着ておられる着物は、少し薄手であまりお高くないと感じられますね。

すいません、着物のことようわかってへんのに失礼なこといいました。

   

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