京野菜、何が違う?~ズバリ、野菜固有の甘味が強い~
野菜が好きになる、京野菜の深みある味
京野菜ということで、カテゴリーとしては「ごはん」に入るのですが、さまざまな京野菜を見ているとこれはやっぱり「和ものとみやびもの」に入れた方がええんとちゃうかと感じ、記事を書くこととしました。
私たちは毎日食べているわけではないのですが、色彩も形も独特の京野菜。
(広告)野菜自体がしっかりとしていて重たいと感じます。それと味なのですが、野菜独自の風味があり、京野菜固有の甘みが強いと感じます。もちろん、おいしいです。
子どものころ野菜が嫌いで、おつゆ(味噌汁などの汁物)をごはんにかけて「カシャ、カシャ」と食べるのがつねひごろでした。
おふくろが「野菜も食べんと、ビタミン不足になって、また足が痛いいうて泣かんならんで」とよういわれました。
そういえば、冬、足が冷えるのでしょう、膝が痛いといってよく泣いていました。そのたびに野菜食べへんからやでといわれてました。
けれども、金時にんじんや賀茂なすなどは、甘みがあって子どもの口にもあっていたようで知らず知らず食べていたようです。
それでは、おいしい京野菜を少しご紹介しましょう。
四季を通してスーパーに売られているのが、「九条ねぎ」です。
長くて柔らかく、甘くて風味のよい青ねぎ。うどん、なべ物、お好み焼きなどあらゆる料理に使われます。
消化を促進する効果があるとのことで、昔から民間療法としても用いられたそうです。
冬が近づくと思い出すのが千枚漬け。この材料としてよく知られている「聖護院かぶ」です。
少し大きなかぶで、けっこう重たいです。
身が柔らかく、淡白な味わいなので、鯛やぶりなど、脂ののった魚との相性もよいとのことです。
独特な形で有名なのが、「鹿ケ谷かぼちゃ」です。
ひょうたん形で、2~4キロにもなる大きなかぼちゃ。実は、私は食べたことがありません。料理するにも結構、大層な感じがします。
なんでも江戸時代に津軽から伝わった菊座かぼちゃを鹿ケ谷で栽培するうちに、現在の形になったと言われています。
どんな味なのか、一度食べてみようと思います。
すいません、まだまだ京野菜があるのですが、名前だけでもご紹介します。
「京たけのこ」「京みょうが」「花菜」「京うど」「賀茂なす」「京山科なす」「もぎなす」「伏見とうがらし」「田中とうがらし」「万願寺とうがらし」「桂うり」「柊野ささげ」「新丹波黒大豆」「京都大納言小豆」「えびいも」「堀川ごぼう」「聖護院だいこん」「青味だいこん」「桃山だいこん」「時無しだいこん」「佐波賀だいこん」「辛味だいこん」「茎だいこん」「すぐき菜」「鶯菜」「畑菜」「みず菜」「壬生菜」「聖護院きゅうり」「京せり」「くわい」「じゅんさい」「紫ずきん」「丹波くり」
実にたくさんありますね、知らない京野菜もかなりあります。
季節を感じながら折に触れて、京野菜を見つけて食べてみようと思います。
どうぞ、おいしい京野菜を召し上がれ!
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