桜が咲くころお会いしましょう~何かが始まるという機運~

桜がふわふわ舞い降りる

桜が咲くころ、お待ちしています

春の訪れが近づくと、何やら心が騒がしくなります。

ひとつは、桜がいつ咲くだろうと心待ちにすること。

ひとつは、大学職員だったころ、入試判定の教授会をなんとか乗り切って合格通知を発送すると、忙しく仕事をしながらも今年はどんな新入生が入って来るだろうと期待感を持つことです。

大学にとって、春は実に忙しいのです。本当は、「桜が」とは言ってられないくらい忙しいのです。

学部の入試が終わり、大学院の入試が終わり、卒業判定が終わると卒業式などの準備をし、同時並行的に入学式をはじめ新入生を迎える準備を進めなければならないのです。

けれども、「忙中閑有り」で春の足音が近づくのを聞きながら仕事に臨んでいるのです。

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「桜が咲くころ、お待ちしています」「桜が咲くころ、お会いしましょう」

ちょっとキザですが、新入生に対する私たち教職員の思いです。

もう、何度となく入学式を見てきましたが、新入生はやはりピカピカですね。少し緊張しているものの、これからキャンパスで新しい生活が始まるということがありありと伝わってきます。

どの新入生も、キラキラした眼差しで希望に満ち溢れているといってもいいでしょう。

この時ばかりは、どんよりとした私の眼も新入生の元気をもらって、イキのいい魚のごとく蘇ります。

最近の入学式で感じていたことですが、我が子の晴れ姿を見ようと親御さんがしっかりと来られることですね。場合によっては、一族みなさんでお出でなることもありました。

そんなことを感じながら、かつて私の時代を思い出していました。もう、30年以上も昔のこととなりますが。

「えっ、お前んとこ、おかあさん、来たはるの」と友人にいったことを覚えていますねえ。

大学の入学式に親が来るというのは、極めてまれで、保護者席もわずかしかありませんでした。

もちろん、卒業式もです。母親が来るなんて考えられませんでした。まして、父親などいうまでもなくです。

時代が変わったのだなと感じます。

が、とてもほほえましいことですし、私はぜひ行ってあげるべきと考えています。

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私たちが学生だったころは、まだ学生運動の名残がわずかにあって、イデオロギーがどうのこうのという風潮がありました。

今の学生は、総じてお行儀がよくなって、おとなしくなったと思います、私見ですが。

もう大学を去りましたので、新入生に対する「桜が咲くころ、お待ちしています」「桜が咲くころ、お会いしましょう」というキザな台詞は浮かびませんが、やはり「桜」はなにかしらこれから始まるという機運が感じられて、ウキウキしますね。

春が待ち遠しいです。