からすまるまるふとるまち?~烏丸丸太町、ちょっと苦笑い~
カラスが太るまち?
7年ほど前から、とあるまちあるき講座に参加しているのですが、担当講師の方からえっ!と思うようなお話を聞きました。からすが太るのです!
京都は、よく碁盤の目のまちといわれますが、南北に通じる縦の通りと東西に通じる横の通りが織りなすまちです。南北の通りと東西の通りが交差する点、辻と言ったりもしますが、この交差点についてのお話です。
なるほどと感じるのですが、この通りや交差点、「上る」や「下る」、「西入る」や「東入る」がややこしくわかりにくいのです。
余談ですが、上京に住んでいた際の私の住所。
「京都市上京区〇〇〇通〇〇〇上ル西入ル」でした。他府県の方なら、「これって日本の住所?どこですか?」になると思います。
とかく、ややこしいのです。「上る」は北に行く、「下る」は南に行くと置き換えて住所をたどっていくことになります。
同じように、「西入る」は西に行く、「東入る」は東に行くとなります。
ご参考までに読み方も。「上る」はあがる、「下る」はさがる、「入る」ははいるではなく、いるとなります。にしいる、ひがしいる。
(広告)それで、冒頭の話。
地方から来られた観光者のおひとり。「烏丸丸太町」という交差点を「からすまるまるふとるまち」と話された逸話があるとのことです。
烏丸通りと丸太町通りが交差する点、烏丸丸太町です。この点をきれいにはずしておられますが、たしかそうとも読めますね。私は、お見事!と感嘆しました。
最初は驚きましたが、交差点の標識を見ながら、さもありなんと納得しました。要は、ややこしいのです、このまちは。
ところで、烏丸丸太町の交差点からすぐのところが御所なのですが、御所をぶらぶら散歩しながら、京の通り名の数えうたって知ってたかいな?と感じてちょっと口ずさんでみました。
「まる たけ えびす に おし おいけ・・・」、あれ?わからん。「てら ごこ」で始まる南北の通り名の方は、最初からわからん。
心のうちで「大丈夫かい!」と感じてしまいましたが・・・。
「京の通り名 数えうた」で、これはすばらしい!という動画をご紹介します。