京都で味わうほんまもんのおいしさ、つけもの、豆腐、京野菜
京都は山紫水明の地といわれますが、鴨川の河原に立って北の方向に目を転じますと、北山、東山と比叡山の連なり、はるかに西山を望むことができ、また川の流れは清らかに感じます。
このまちは、東京や大阪と異なり、豊かな自然に囲まれ、またまちなかにも心が癒される緑豊かなエリアが散在しています。
また、水に恵まれたこの地はまちなかにも多くの造り酒屋があり、酒どころでもあります。
そんな自然の恵みを私たちは、ありがたくいただいており、自然への感謝や畏敬の念をつねひごろの暮らしにおいて抱いているといっても差し支えありません。
(広告)京都のごちそう
京都に関心がある方、好感を持っておられる方、京都に住みたいと考えておられる方に、京都のごちそうは?と尋ねられたら、私は「つけもの」、「豆腐」、「京野菜」とお答えします。
京都には、「おばんざい」という素敵な料理もありますねとお感じになられるかもしれませんが、ふだんのまちなか暮らしでは「おばんざい」とはいいません。
「おかず」ですね、晩のおかずは何がええ?のようにいいますし、特別なごちそうという意識は希薄です。
3つのおいしさ、ご紹介しましょう。
つけもの
つけもんといいます。
錦(錦市場)や百貨店のつけもんの専門のお店に行かずとも、まちなかの商店街やスーパーでおいしいつけもんは買うことができます。
おすすめはよくご存じのつけもんですが、しば漬け、すぐき、千枚漬けなどでしょうか。
しば漬けは、紫の色鮮やかさと少し酸味があって、ポリポリという食感の良さが特徴です。
すぐきは、上賀茂でたくさん作られているようですが、深いすっぱさとつけもの独特の風味があって、癖になりそうな味が特徴といえるでしょう。
千枚漬けは、その漬け方が冬の風物詩となっていますが、かぶの食感とやわらかい甘味が特徴でお茶漬けには持ってこいの絶品です。
豆腐
京都は水に恵まれた地と先に記しましたが、地下水が豊富で豆腐屋さんがまちのあちこちにあります。
豆腐だけでなく、豆乳や湯葉、生湯葉などの豆腐料理を出してくれるお店もあり、豆腐は淡白な味ではありますが奥が深いです。
天神(北野天満宮)さんの近くに有名な豆腐屋さんがありますので、ご紹介しておきましょう。
いつも行列ができているお店です。
スーパーで見つけると、私は必ず買います。絹ごしが気に入っています。
京野菜
京都は、野菜の宝庫でもあります。
どの野菜も総じて、素材がしっかりしていて、野菜独特の甘味があります。独特な形をした野菜もありますが、もちろん野菜の味はしっかりとしています。
伝統ある京野菜は数多くあり、私も全ては知りません。
けれどもこれもスーパーで恐縮なのですが、見かけるとちょっぴり嬉しさを感じてしまうようなことがあります。
九条ねぎ 日常的に見かけます。よく売られています。
賀茂なす 大きいです。実がしっかりしていて、食べごたえあり、食後になすを食べたという満足感が残ります。
みず菜 豚肉と水炊きをして食べますが、シャキシャキとした歯ざわりはさっぱりとして爽やかさを感じるほどです。
まだまだ、京野菜はあるのですが、また改めて料理方法とも合わせてご紹介しようと思います。
京都の3つのおいしさ、「つけもの」、「豆腐」、「京野菜」、もちろん私の独自目線で、他にもおいしいものはたくさんありますが、京都にお越しになった際は召し上がってみてはいかがでしょうか。
(広告)