もっと京都を知る!京都検定~京都移住を考えるなら~

京都御所 桜

京都検定(京都・観光文化検定試験)とは

もう3年近く前でしょうか、大学職員という勤め人を辞めて在宅ワーカーになろうと意識し始めた頃でした。何かしら京都に関われるような仕事ができないものかという漠然たる思いがあり、ふと京都についてどれぐらいのことを知っているのだろうと感じ、試しにという意識もあり京都検定に挑戦することにしました。

生まれも育ちも京都で生粋の京都人とは言っても、知らないことやわからないことは山ほどあると薄々感じていましたので、京都についてあれやこれやと偉そうにいう前に己を知っておく適切な指標だという思いもありました。

実際に京都に住まうとした場合も、京都固有のならわしや祭りと行事などあらかじめ知っておくと案外と心強いのではないかと思います。

京都検定は、神社・寺院、美術や文化・芸術だけでなく、祭りと行事、京料理・京菓子、ならわしやことば、さらに伝説などさまざまな分野から出題されますので、京暮らしを考えるに際して京都の基本中の基本を学んでおく必要があり、非常に有益です。

かくいう私もまだまだ京都検定の勉強中で、第14回(2017年実施)で3級、第16回(2019年実施)で2級に合格しました。

もちろん1級合格を目指していますが、ちょっとやそっとで太刀打ちできない超難関です。あまりに合格率が低いので、第16回からは準1級が創設されたほどです。

これは蛇足なのですが、大学時代に英検1級があまりに難しく準1級が創設されたことを思い出します。当時、初年度実施の準1級には筆記試験でしっかりと落ちてしまった苦い経験があります。

北野天満宮 青もみじ

それでは、大まかに京都検定をご紹介しましょう。

一般に京都検定といいますが、正式な名称は、京都・観光文化検定試験となります。

こちらのサイトが公式サイトです。
https://www.kyotokentei.ne.jp/

実施要項や受験申込、合格者特典等が詳しく記されていて、受験を検討される前には必読となります。

公式サイトでは、「京都検定とは」と題して次のように示されています。

「京都検定を通して京都を知り、学び、そして感じることで、今まで知らなかった京都の魅力が見つかるはずです。
京都を学ぶ一歩を踏み出すと、新たな世界が広がります。
京都検定で、京都の魅力あふれる不思議の扉を開いてみませんか?」

要は、深く京都を知り学びましょうという主旨だと思います。

気になる出題に関わる点、合格基準、受験に関わる点についてご紹介します。

その前に公式テキストという教科書的な書籍があるのですが、京都検定を勉強する場合は必携・必読となります。

出題形式

3級

四者択一(100問以内)マークシート択一方式

・京都の歴史・文化などについて基本的な知識レベル

・公式テキストの中から90%以上を出題

2級

四者択一(100問以内)マークシート択一方式

・京都の歴史・文化などについてやや高度な知識レベル

・公式テキストの中から70%以上を出題

1級

語句・穴埋め等問題60問以内および小論文5問以内

・京都の歴史・文化などについて高度な知識レベル

・公式テキストに準拠して出題

※なお、1級の受験は2級が合格していることが必要です。

出題範囲

歴史、史跡、神社・寺院、建築・庭園・美術、伝統工芸、伝統文化、花街、祭と行事、京料理、京菓子、ならわし、ことばと伝説、地名、自然、観光 等、京都に関すること全般

公開テーマ問題

事前に出題テーマの一部が公開され、各級10問が公開テーマより出題

参考までに第16回公開テーマ

3級テーマ 「夏の京都」 10問

2級テーマ 「京都の産業~伝統工芸から先端産業~」 10問

1級テーマ 「千本通」 10問

合格基準

3級

70%以上の正解

※高等学校で日本史を履修された方であれば合格されると思います。基本的な問題が出題されますので、日本史を得意とされる方であれば易しいとお感じになると思います。

ちなみに、観光案内をされるバスガイドさんやタクシーの運転手さんが多く受験されます。

合格率は、概ね60%程度ではないでしょうか。

2級

70%以上の正解

※3級に比べてぐんと難易度が上がります。京都に関わる細かい点をつくような問題があります。また、珍問・奇問と思われるような問題も散見します。

私は、ギリギリのラインあたりで合格しました。けっこう難しいです。

合格率は、概ね30%程度ではないでしょうか。

1級

記述式・小論文式で合わせて80%以上の正解

70%以上80%未満の正解をもって準1級に認定

※過去問を見ても一筋縄ではいかない難問が出題されます。また、全て記述式ですので、漢字を間違えることなく書けるという力量が問われます。超難関です。

合格率は、概ね5%程度ではないでしょうか。少し難しすぎますね。

一つ個人的な視点での補足なのですが、京都検定の難易度は隔年現象があり難化すると翌年は優しくなって合格率が上がるというようなことが見られます。

個人受験料

3級 3,300円

2級 4,400円

1級 6,600円

※合格率からすると少しお高いですね。

団体受験料

3級 2,640円

2級 3,520円

1級 5,280円

仁和寺 五重塔

京都検定、いかがでしょうか。

公式テキストや過去問を中心に勉強することが基本なのですが、神社や寺院へ実際に足を運んで訪れてみると理解が早まったりするので不思議です。

もっと京都を知るという点から京都検定を通じて、京都を訪れたり、京都に住まうことを検討してみてはいかがでしょうか。