あの名画が屋外で鑑賞できる!~京都府立陶板名画の庭~
※記事は、2018年2月2日に訪問した際のコンテンツです。
京都府立陶板名画の庭とは
京都市左京区に「京都府立陶板名画の庭(GARDEN OF FINE ARTS,KYOTO)」と言う名画に触れられる庭があります。
美術館の中には、有名画家が手掛けた世界で唯一の作品を展示している展覧会などが多いですが、こちらは少し趣きが異なります。
陶板画という手法があるのですが、これは原画を撮影したポジフィルムを陶板へ転写するという新しい技術です。
本日まちなか散歩で訪れる予定の京都府立陶板名画の庭は、この陶板を利用し、屋外で鑑賞できる世界で初の絵画庭園です。
この庭園に訪れる途中、私の頭に浮かんでいたのは、漱石先生の草枕の冒頭でした。
「あらゆる芸術の士は、人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊い」
私は芸術には疎く、画を見ると「これは何を意味しているのだろう?」とか「作者は何を伝えようとしているのだろう?」といつも問いかけをし、その答えを求め、考え込んでしまいます。
しかしながら、画でも文章でもあらゆる芸術に対して「素晴らしい!」と感じればそれでいいではないかと感じるようにしています。
芸術はひとり一人、自由な受け止め方で良いのでしょう。人の心を豊かにする、漱石先生、さすがです。
一般的な絵画は非常に繊細なため、美術館内で手厚く保管されていますが、こちらでは美しい絵画が屋外に展示されているのでじっくりと芸術に触れながら、散歩することが可能です。
また、ほとんどの絵画が原寸大で展示されているため、その迫力を生で感じることができます。
著名な作家が、これほどの大きなキャンバスを前に、想いを描いていたかと思うと感慨深いものです。
さて、そんなことを考えて散歩を続けていると京都府立陶板名画の庭が見えて参りました。この美しい庭は安藤忠雄さん設計とのことで、水とその流れ、流れる音が体感できる点もキーワードではないかと感じました。
細かな滝からは水粒があふれ、とても心地良い空間と時間になりました。
(広告)以下は本日私が目にしました、作品の一部です。有名な作品ばかりですが、画の作品名等は窓口でいただいたパンフレットを拾って記載しています。
芸術に触れられる京都のまち、次に訪れる際には、もう少し勉強しておこうと思います。
モネ作 「睡蓮・朝」
(伝)鳥羽僧正作 「鳥獣人物戯画」
(伝)張澤端作 「清明上河図」
レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「最後の晩餐」
ミケランジェロ作 「最後の審判」
スーラ作 「ラ・グランド・ジャット島の日曜日の午後」
ルノアール作 「テラスにて」
ゴッホ作 「糸杉と星の道」
京都府立陶板名画の庭
〒606-0823京都市左京区下鴨半木町 (京都府立植物園北山門出口東隣)
参考URL
http://kyoto-toban-hp.or.jp/
京まちなか散歩道 名画に感服!京都府立陶板名画の庭より引用、再編集
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