「一わんみそ汁」~和食の本場、京都で見つけた優れもの!~
手間いらず、本格的な味噌汁を味わう
以前に「京都の味?お公家さんの味?~あの甘さが魅力、白味噌~」と題して、白味噌についてご紹介しました。
確かにスーパーに行っても白味噌はありふれていますし、京都ではつねひごろに白味噌を食べているのかといいますと、実はそうでありません。
私の記憶では、料理屋で会席の膳にも白味噌の汁物はあまり見たことがありません。ごはんとつけもんと一緒に出される汁物、赤だしが多かったと思います。
白味噌は少し粘って、甘いので、膳のしめには赤だしやすましが出されるのではと推測したりします。
意外とお感じになられるかもしれませんが、白味噌を食べるのは実は正月の雑煮ぐらいでしょうか、日常的には食べることがありません。
ただ、赤味噌と白味噌を調合して合わせ味噌として、そのご家庭の独自の味として食べておられる場合もけっこうあるのではないでしょうか。
(広告)ところで、朝食といえば、みなさんはどのような食事をなさっておられるのでしょうか。
和食ですと、焼き魚に味噌汁、卵焼きにちょっとした野菜やおからなど健康的な食事といったところでしょうか。
これですと、私にとってはれっきとした晩ごはんになってしまいます。贅沢感がありますね。
和食に相対して、パン食の方も多いことでしょう。
コーヒーや牛乳、ベーコンエッグ、サラダ、ヨーグルトや果物などこれも健康的です。
意外なのですが、京都はパンをよく食べるまちとのことで、総務省統計局による家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキングでは、購入量や金額で京都市が一番なのだそうです。
かくいう私もパン食で、朝食はネオソフトを塗った食パン1枚とコップ1杯の牛乳です。極めて粗食なのですが、私の体はこれで納得しているようです。
しかしながら、京都人たるもの、やはり朝食は和食やでと思っていることもあり、昨晩の晩飯で余った味噌汁をすするのではなく、朝に作った活きのいい味噌汁を食べて1日機嫌良くいられる元気の源にしたいと思っています。
極めて繊細な歯ざわりの麩などを浮かせると、これも小粋な味噌汁になると頭の中では和食が広がっていくのですが、現実はそうはいきません。
邪魔くさいのです、朝は眠いのです、食パン1枚かじりながら新聞を見、NHKのおはよう日本を見聞きしながらぼんやりと過ごすことで少しずつ頭が冴えてくるのです。
なんと怠惰な生活スタイル、見直さんとあかん歳やろと感じていますが、そんな折格好のものを見つけました。
学生の頃アルバイトをしていた老舗、本田味噌本店の「一わんみそ汁」を見つけたのです。
お湯を入れるだけですから。
ここから朝食、和食派に鞍替えと意気込みましたが、塩分はどうなんやろ、また一つ気になる点が頭をもたげました。
おすすめ、「一わんみそ汁」
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