禅寺・枯山水の庭が見たいと切望する時にオススメ~龍源院~
※記事は、2018年1月16日に訪問した際のコンテンツです。
まだまだ寒い京都のまちですが、晴天の下、青く広がる空をぼんやり眺めていましたら、ふと思わず「禅寺の庭が見たい!」、「枯山水の庭が見たい!」という想いが昂りました。
雨でも、雪でも、気持ちが散歩へ行きたいとなれば、準備を進めてしまうのが通例となってしまっています。
(広告)禅寺・枯山水の庭、龍源院を訪れる
本日、散歩先として浮かんでいたのは、「よし、龍源院行こう!」でした。
そんな、はやる気持ちを止めるように、心の中では落ち着けやのもう一人の私が「もうええオッサンなんやし思いつきはやめとけ」と諭します。
一瞬、そうかと感じ入りますが、やはり枯山水を見に行きたい気持ちは止められません。
そんな訳で、いそいそと準備を整え「龍源院(りょうげんいん)」へとまちなか散歩へ出かけることにしました。
京都市北区にある龍源院は、臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の22ある塔頭の一つで、由緒ある非常に格調が高い寺院です。
日本人観光客の方は、有名な神社仏閣を目指して京都に来られることが多いように感じます。
もちろん、こちらのサイト「京まちなか散歩道」でも度々紹介しておりますとおり、有名であり、古き良き歴史あふれる観光地は、無限に近く存在しているでしょう。
しかし、そんな京都での観光がひと段落したら、このような庭園が美しい寺院で是非癒しの時間を過ごしたいと感じてしまいます。
ちなみにですが、この龍源院は、外国人向けに制作されたミシュラングリーンガイドで星一つを取得しているのだとか。年々外国人の散歩客が増えているのも納得がいきます。
そんなことを考えているうちに龍源院の門へと到着しました。
境内や庭園の苔が見事なことから「洛北の苔寺」としても親しまれています。
室町時代最古の方丈建造物でもあり、国の重要文化財として指定されています。
今日のように気持ちが盛り上がってのまちなか散歩は、一歩一歩をゆっくり楽しみたい反面、早く枯山水の庭園と対峙したいという気持ちで、知らず知らずのうちに足取りが速くなります。
いよいよ辿り着くと・・・なんともいえない安らかな空気に包まれました。
さきほどまでの急いていた気持ちが一瞬で静まっていきます。思わず、「やっぱりほっこりするわ」と呟いていました。
これだけで十分、他に何も必要としません。
しばらくここへ佇み、静かに庭と語らう最高に贅沢な時間を楽しむまちなか散歩となりました。
美しい風景をカメラには捉えましたが、この素晴らしさはやはり実際に目の当たりにすることで心に響いてくると得心します。
心が落ち着かず乱れてしまったり、ゆったりとした時間を持てていないと感じている方は、是非「よし、龍源院行こう!」を合言葉に、京都へお越し下さい。
龍源院
〒603-8231 京都府京都市北区紫野大徳寺町82-1
京まちなか散歩道 枯山水の庭!龍源院より引用、再編集
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