静謐な禅の心へのいざない~京都の名刹で坐禅と写経を体験~

京都の禅寺で坐禅をしている様子

南禅寺塔頭の檀家で幼い頃から禅寺に触れて育ったこともあり、南禅寺の雄壮な伽藍や門、静謐な空間に接するたび、禅寺に少し関心を持っていました。

大学時代に漱石先生の三四郎、それからにつながる門を読み、主人公野中宗助が鎌倉の禅寺に参禅するくだりを見つけた際、心に迷いや不安がある時、人は禅につながることで心の平穏を得ようとする(悟りを得ようとする)こともあるのだと知りました。

その後世知辛い世間に晒されて心が痛むと酒ばかりでごまかすのではなく、幼い頃に見た禅寺の庭を観てみようと考え始めました。

また、米アップル社の創業者スティーブ・ジョブズ氏も心の拠り所の一つとして禅に傾倒していたことも有名な話となっています。

さらに書店で目にした枡野俊明氏(曹洞宗徳雄山建功寺住職)の著書を手にするようになり、禅という境地がどのようなものか知りたいと感じるようになりました。突き詰めて考える癖というのでしょうか、凡人の私には禅も悟りもその欠片ともいえるようなものにも触れることができませんでした。

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それでも禅の断片を探ってみたいという気持ちからさらに歳を重ねてくると、坐禅や写経に関心が移るようになりました。

坐禅や写経というと線香臭いとお感じになられる方ももちろんいらっしゃるとは思いますが、禅に少し関心を持ってしまうとちょっとやってみよかといざなわれるものです。

京都の名刹で坐禅、写経の体験

京都には、禅宗のうち臨済宗の七派(建仁寺派、東福寺派、南禅寺派、大徳寺派、妙心寺派、天龍寺派、相国寺派)の大本山があり、禅に接する格好の地といえます。

ここでお恥ずかしいのですが、幾度となくこうした名刹に赴き、坐禅なり写経なりに触れてみようとしたものの現実に行ってみようという気持ちにまだ反するところがあって後ろを向いて足踏みをしています。


写経をしている様子

家で写経ができるという書籍もあって、買い求めて筆ペンを執って試みましたが、数ページで止めてしまいました。

かつてわずかな期間ペン習字をしていましたが、字をきちんと丁寧に書くということはとても難しいものです。イライラしたり迷いや不安があると字が歪んだり指先が思うように動かなかったりしたことを記憶しています。

般若心経は、それほど長いものでもなく写経をすることで暗唱までできればと心で望んでいましたが、なんと根気がないとふがいない我が身に呆れてしまいました。

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そこで今回、臨済宗七派の坐禅体験と写経体験をご紹介することで、足踏みをしている歩を進める覚悟とすることに意を決しました。

迷わぬ人などいないこの世で、静謐な禅の心とは何であるのか、ようやくにして重い腰をあげることとしました。

京都にお越しになる方に観光と重ねるように坐禅や写経を体験されてみるのは意義深いのでは考え、臨済宗大本山の寺院をご紹介します。

私は偉そうなことは決して言えないのですが、坐禅や写経の体験からきっと何か得られるものがあると信じています。私も得る心意気です。  

大徳寺(臨済宗大徳寺派大本山 京都市北区)

大徳寺

大慈院 https://daitokujidaijiin.com/zazen.html

大仙院 https://daisen-in.net/gyoji.htm  

相国寺(臨済宗相国寺派大本山 京都市上京区)

相国寺

https://www.shokoku-ji.jp/zazen-kensyu/zazen-shokokuji/  

南禅寺(臨済宗南禅寺派大本山 京都市左京区)

南禅寺

https://nanzenji.or.jp/event

建仁寺(臨済宗建仁寺派大本山 京都市東山区)

建仁寺塔頭 両足院

 両足院 https://ryosokuin.com/zazen/  

東福寺(臨済宗東福寺派大本山 京都市東山区)

東福寺

勝林寺 https://shourin-ji.org/zazen1/  

天龍寺(臨済宗天龍寺派大本山 京都市右京区)

天龍寺

http://www.tenryuji.com/event/  

妙心寺(臨済宗妙心寺派大本山 京都市右京区)

妙心寺

https://www.myoshinji.or.jp/experience/zen

最後に個人的なオススメとして、禅寺の方丈にどっかと腰を下ろして、何も考えず(考えないようにして)庭をじっくりと眺める、対峙する、これも坐禅や写経に通じるのではないかと考えています。

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