冬の甘い幸せ~ぜんざいが美味しい京都の甘味処4選~

京都は今がもっとも寒い季節。

こんなときに食べたくなるものといえば、甘く温かいぜんざいです。

今回の記事では、京都で美味しいぜんざいが食べられる甘味処を4つに厳選してお届け。

王道なものから少し変わったものまで、たくさんの甘い幸せをご紹介します。

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2色の小豆からお好みで選べる「茶寮 宝泉」

茶寮 宝泉

ひとつ目の甘味処は、下鴨神社から歩いて10分ほどの距離にある「茶寮 宝泉(さりょう ほうせん)」。

店は築100年を超える数寄屋(すきや)造りの建物で、お座敷からは風情あふれる庭園を臨むことができます。

そんな茶寮 宝泉で提供されているぜんざいは、「丹波大納言小豆ぜんざい」と「丹波白小豆ぜんざい」のふたつ。

丹波大納言小豆ぜんざい
丹波大納言小豆ぜんざい
丹波白小豆ぜんざい
丹波白小豆ぜんざい

前者は「ぜんざいの王道」といった上品な仕上がりで、後者はさっぱりとした味わいが特徴です。

そして、ふたつのぜんざいをより引き立てるのが香ばしい焼き餅。

驚くほど柔らかいその食感は、いちど食べただけでも魅了されること請け合いです。

値段はどちらも一緒ですので、小豆の好みで選んでみてはいかがでしょうか。

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きび餅を使った珍しいぜんざいが名物の「鍵善良房」

鍵善良房

お次の「鍵善良房(かぎぜんよしふさ)」は、看板メニューの「くず切り」が広く知られる名店。

くず切りが食べたくなるのは暑さが極まる夏場ですが、冬季限定のぜんざいも隠れた名物となっています。

こちらでいただけるぜんざいは、他店とは少し違う「きび餅ぜんざい」。

きび餅ぜんざい

その名の通り、「きび」という穀物でできた黄色い餅に汁気のないあんこがかけられた、見た目も変わった逸品です。

肝心のお味は、もっちりかつプチプチとした食感のきび餅に、しっかりした甘みのあんこが絡んだ濃厚なもの。

個性的ながらもクセになりそうなきび餅ぜんざいをお目当てに、冬の鍵善良房を訪ねてみるのもいいかもしれません。

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抹茶ファンにもオススメな「月ヶ瀬」

月ヶ瀬」は、堺町や祇園など複数の場所に店を構える甘味処。

あわぜんざい

人気メニューは創業来の味を守る「あんみつ」と、「粟(あわ)」で作った餅が目玉の「あわぜんざい」です。

月ヶ瀬のあわぜんざいは、前述のきび餅と同様にプチプチ食感の餅が楽しいひと品。

鍵善良房のきび餅ぜんざいがつぶあんだったのに対し、こちらのぜんざいはこしあんが使われています。

また、通常のあわぜんざい以外に、抹茶味のこしあんが美味しい「抹茶あわぜんざい」というメニューも。

抹茶あわぜんざい

甘党も抹茶ファンも満足できる月ヶ瀬のあわぜんざい、根強い人気を持つ甘味です。

夏でもぜんざいが食べられる「茶房 竹聲」

茶房 竹聲

最後にご紹介するのは、寒さや暑さにあわせて「温かいもの」「冷たいもの」を選べる「抹茶ぜんざい」

このメニューを取り扱っているのが、伏見エリアに位置する「茶房 竹聲(ちゃぼう ちくせい)」です。

こちらは日本茶専門店「椿堂茶舗(つばきどうちゃほ)」が手がけた店で、お茶だけでなく甘味も支持を集めているのだそう。

なかでも「抹茶ぜんざい」は甘すぎない味わいがポイントとなっており、抹茶へのこだわりが感じられます。

抹茶ぜんざい

前述したように抹茶ぜんざいは温・冷の2種類から選べるので、冬はもちろん夏も美味しく食べられるのが嬉しいところ。

わざわざ足を伸ばしてでも訪れてほしい、そんな名店です。

冬を乗り切るための甘味

温かいぜんざいは、冬の寒さすら調味料に変える魅惑の甘味。

心も身体もほっと和ませる甘い幸せ、今シーズンはいくついただけるでしょう。
   

茶寮 宝泉
〒606-0861 京都府京都市左京区下鴨西高木町25

鍵善良房 四条本店
〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側264

月ヶ瀬 堺町店
〒604-8106 京都府京都市中京区堺町通御池下ル丸木材木町675
アーバンライフフォルムズ烏丸御池103

茶房 竹聲
〒612-0044 京都府京都市伏見区深草北新町635