夏は酷暑で冬は底冷え~ほんまに京都の気候はキビシイ~

大文字山と入道雲

ただ者ではない、京都の気候

とにかく、気候が厳しい、キビシイのです、このまちは。

桜が咲き、春の陽気にぼんやりとしているうちに、梅雨がやって来て、それも明ける頃からムシムシとした暑い夏がやって来ます。

ちょうど祇園祭の鉾巡行が過ぎるころからでしょうか、また夏かいなと夏と対決する決意が固まります。

私の毎日一言メモによると、2018年は7月からすでに猛暑でした。

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7月6日に前線の影響で大雨が降り、鴨川や桂川が危険な状況となりますが、7月13日から猛暑が始まり、14日は38.5度、15日は38.7度となり、その後も同じような気温が続きます。翌8月5日には、39.5度!、外出などはとてもとてもできるような状況ではありませんでした。

2019年は、8月10日が38.6度。この日からどうやら私は、体調を崩したようです。

ニュースでは、「命を守る行動を取ってください」とかまびすしくいっていました。ちょっと大げさやでと思っていましたが、いやいやほんまやで、これはもう危険な状態と納得しました。

私たちのつねひごろの暮らしにおいて、日増しに環境問題が重要課題といわれていますが、「地球が助けて」といっているのかもしれないと環境に対する認識を改めたような次第です。

そして、秋の情緒を通じて感傷的になっているうちに冬がやって来ます。また冬が来たわと冬に負けない決意が固まります。

京都の底冷えといいますが、なんというのでしょうか、寒さが身に染みて痛いのです。つま先から頭まで、キーンと寒くそれが痛みのように感じてしまいます。

もう50年以上もこのまちで暮らしていますが、この夏の暑さと冬の寒さにはいまだに辟易してしまいます。また、こたえますし、いじけてしまいます!

しかし、この艱難辛苦に対して夏はビールがおいしかったり、冬は鍋で冷酒がおいしかったりする、ちょっとした楽しみもあったりして、多くの方は、人知れず気を持ち直しているのかもしれません。

それはそうと、「桓武天皇って、ようここに都をおく気にならはったなあ」、つまらぬ独り言です。

ひとときの涼を!
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