今宮さんから天神さんへ~京都の氏子の区域を探ってみる~

タイトルは、人の名前ではありません。また、変なタイトルやなあとお感じでしょうが、これは神社の名前。

ふと、神社と氏子のことを考えていたのです。

もともと私は、西陣の町家長屋で育ちましたので、当時は今宮さん(今宮神社)の氏子でした。現在は、中京区に住んでおりますので、天神さん(北野天満宮)の氏子となっています。

今宮神社というと、思い浮かぶのはこんなことです。

・個人的な話で恐縮ですが、50数年前、私の宮参りで訪れたらしいこと

・5月の第2、あるいは第3日曜日に祭(今宮祭還幸祭)が行われること
 子どもにとっては楽しい1日で、行列に牛車が通り、獅子舞に噛まれる、花火で遊べる、ばら寿司を食べるという記憶があること

・奇祭「やすらい祭り」が行われること

「あぶり餅」の向かい合うお店が有名なこと

・紫野高校、大徳寺に近いこと

北野天満宮というと、思い浮かぶのはこんなことです。

・これも個人的な話で恐縮ですが、私は9月25日生まれで、毎月25日が天神さんの縁日。菅原道真公の誕生日(6月25日)、薨去された日(2月25日)に由来します。

梅が非常に美しいこと

・学問の神様(受験生は必ずお参りしてお守りを買うはず)であること

・西隣りは、御土居が残っていること

・東隣りは、花街「上七軒」があること

今宮さんと天神さんのご紹介はこれぐらいで。それで「氏子」です。

伝統的にある地域には、氏神とされる守り神がおられ、氏子はこの氏神を崇敬し、代々支えてきた人たちを意味します。

それで、この氏子の区域を調べると面白いことが見えてきますねえ。

千本通(平安京の朱雀大路)を丸太町通から北に上がって、天神さんがある千本今出川界隈が天神さんの氏子区域

この区域から北へ東隣りが今宮さんの氏子区域

さらに今宮さんの氏子区域の東から鴨川辺りが上御霊神社の氏子区域、南へ下御霊神社の氏子区域

他にも、右京の広い地域に松尾さん(松尾大社)の氏子区域。八坂さん(八坂神社)界隈に氏子区域。京都駅界隈のお稲荷さん(伏見稲荷大社)の氏子区域。さらに南に藤森神社の氏子区域。とあります。

以前に「千本より西は畑?」でも書きましたが、千本丸太町から南西に広く氏子区域がなく、やはり「まち」がなかったんだなとわかりました。

ズルズルと書いてしまいそうなので、これぐらいでやめておきますが、子ども心に思い出すのは、祭の神輿を担いだり、可愛らしい着物を着て行列に加わったりしていた子たちは、いわゆる「ええとこの子」やったそうです。

いつも獅子舞に噛まれては泣いていた私ですが、そんな祭に出られる子どもが「なんか、うらやましい」と感じたものでした。