2021年7月26日 / Last updated : 2023年9月17日 myoshida 京風情、ふだんの京都 元禄歌舞伎、近松門左衛門「傾城壬生大念仏」の座本役者の死 元禄16年、京都の歌舞伎役者、古今新左衛門が妻の幽霊にとり殺される 江戸時代の説話集『新著聞集』にこんな話が載っています。 古今新左衛門という歌舞伎役者はもと江戸の人で、妻子を連れて京都に引っ越してきていた。ところがこの […]
2021年7月11日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 地蔵盆の一番のお楽しみは~スリリング感満載、ふごおろし~ 天気予報によると来週あたりに梅雨明けと報じているのですが、いよいよ酷暑がやって来そうな気配です。 学生さんや子どもたちにとっては心浮かれる夏休みの到来となり、懐古主義に傾いた少年の日の思い出ではありませんが、子どものころ […]
2021年6月26日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 秋愁いの京都まちなか散歩を想う~秋風情を心に描きながら~ まだ梅雨も明けずこれから夏を迎えるという向暑のこの時期なのですが、もう秋が訪れる際のことを考え始めています。 2021年、コロナ禍やオリンピックを開催する・しない云々、メディアを占めているのはこうした内容ばかりで、おそら […]
2021年6月19日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 京都のお盆は六道参りと小野篁~ひとりでに鳴る鐘をめぐって 六道珍皇寺の鐘はひとりでに鳴るはずだった 京都東山の六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)は、毎年8月7~10日、六道まいりで賑わいます。 六道参りはお盆で戻ってくる祖霊を迎える行事。祖霊の乗物「高野槙」を買い、冥途まで響くと […]
2021年6月9日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida お菓子 ステイホームを彩る甘味~京都のスイーツお取り寄せ4選~ ステイホームの期間が長引く昨今。 仕事の気分転換や家事の休憩として、甘いお菓子を食べる方も増えたのではないでしょうか。 自宅の近くで買えるものもいいですが、たまには心の贅沢になる、クオリティの高いお菓子が食べたいところ。 […]
2021年5月30日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida お菓子 みずみずしく涼やかな夏の和菓子7選~京都の名店から~ 今年は、例年よりも3週間も早く梅雨入りしました。 梅雨が明けるとまたあの暑い夏がやって来て嫌になるのですが、すでに蒸し暑い日がつねひごろとなっています。 このような日々に、スカッと爽やかな気分になりたいと感じるのですが、 […]
2021年5月27日 / Last updated : 2023年9月17日 myoshida 京風情、ふだんの京都 鬼と言われようとも~土方歳三と現代のリーダーを比較する~ 鬼の副長、土方歳三 新選組が屯所としていた壬生(みぶ)まで自転車で15分ほどでしょうか、三条会商店街に行くついでにほんの少し足を延ばすことがあります。 気持ちとしては、観光を目的として意を決してというようなことではなく、 […]
2021年5月24日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 島原の太夫、見事な茶の点前をみせ~井原西鶴「好色一代男」 島原の遊女、高橋太夫の茶の湯は、道具も水もこだわり抜いて ―――初雪の朝、俄(にはか)に壺の口切りて、上林(かんばやし)の太夫まじりに世之介、正客にして、喜右衛門方の二階座敷をかこうて、懸物(かけもの)には白紙を表具して […]
2021年5月5日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 まちなかの町名が歴史を浮き彫りに!未だ残るみやこの面影 仮想平安京を散歩する 少し想像力を豊かにして、千本丸太町の大極殿址の前に佇んでいると想定し、平安時代に想いを馳せ大内裏散歩をしてみようと考えています。 現代地図と歴史地図を重ねた新発想の地図、「京都時代MAP平安京編 新 […]
2021年4月21日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 京暮らしの記憶からひも解く京都ならではのならわしあれこれ 京都に生まれ育ち、既に50数年となりますが、現在は中京区で暮らしているものの、もともとは上京区の西陣の出ですので、今もなお西陣への回帰が心の奥底にこっそりとあります。 「上京も中京も隣り同士の区やさかい、あんまり変わらへ […]
2021年4月12日 / Last updated : 2023年9月17日 myoshida 京風情、ふだんの京都 葵祭の葵(あふひ)と逢ふ日~『建礼門院右京大夫集』~ 京都を代表する祭、葵祭を「あふひ」(葵/逢ふ日)の掛詞で味わおう 風薫り、梢に若葉が涼しく茂る季節、今年も葵祭の時期がめぐってきます。 葵祭は、陰暦四月の中の酉の日、現在は五月十五日におこなわれる京都・賀茂社の例祭で、正 […]
2021年3月22日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 春の鞍馬で山椒と義経記~遮那王の背比べ石を山に見て~ 鞍馬の花山椒は素敵に贅沢な春の味覚 新入学のシーズン、山は木の芽の季節です。 木の芽すなわち山椒。山椒の実をちりめんと一緒に炊いたちりめん山椒は、京都人の魂を下支えする永遠不滅のご飯のお供です。山椒は花、葉、実、木の皮ま […]
2021年3月18日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 京都の北東方位、皇城表鬼門を封じてきた意外な動物とは? 家を建てる際によく耳にするのが「鬼門」ですが、家相と合わせて鬼門には細心の注意を払うことが多いようです。トイレやキッチン、玄関を鬼門に置くことは凶事とされ、今なお鬼門を封じる(避ける)ことが継承されています。 鬼門とは、 […]
2021年3月9日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 二葉葵を神紋とした京都を象徴する厳かで華麗な祭~葵祭~ 葵祭とは 先日花街をご紹介しましたが、これも京都をご紹介する上で欠くべからざるものとして「祭」があります。 今回は、祇園祭と時代祭に並ぶ京都三大祭りの一つ、「葵祭」をご紹介します。 葵祭は、例年風が薫るころの5月15日に […]
2021年2月18日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 すれ違いざま必ず振り返る、舞妓はん~京都五花街概論~ ふだんの京都、つねひごろの京都を長らく考えているのですが、やはり花まちは知っている限りの範囲でご紹介する必要があるだろうと感じ、筆を進めています。 ただ、私自身、祇園や上七軒の本格的なお茶屋は未だに行ったことがありません […]