プライドを捨てなさい~身に沁みたハローワークでの一言~

「プライドを捨てなさい」、これはハローワークで言われた一言です。私は、ある意味格言だと感じています。

2017年の秋に大学職員の職を辞しました。いわゆる、介護離職なのですが、基本的には在宅ワーカーを主体とし週2~3日勤務のパートとしても働くことを考えていました。

在宅の仕事を探す、パートの仕事を探す、こういった就職活動をハローワークでしていたのですが、担当の方との会話は

「申し訳ないのですが、ハローワークでは在宅の仕事は紹介していないですね」

「それでは、クラウドソーシングで仕事を探すことになるのでしょうか」

「そういう傾向になると思います」

でランサーズやクラウドワークスで仕事探しを始めました。報酬が少ないのとなかなか仕事が得られないという厳しい現実がありました。

「タスク」という分類の仕事は、100円とかがざらにあります。これではあかん、稼げへん、と思いパートの仕事も何件かお世話していただきました。

大学にいる頃には、契約職員さんの採用の面接を行っていましたから、人を雇うというポイントはわかっていると思っていたら大きな間違いでした。

書類選考で全てアウト。面接までいかないのです。

「おたくなあ、わかってる?学歴と職歴よりも、50過ぎたオッサンを雇うか?」これは、私の勝手な推測ですが、差別的な内容とはいうものの採用側の本心を理解すれば納得できます。

私が採用側の立場なら、卓越した技術を持っているならまだしも、PCやOfficeが使えて当たり前の今の世の中、やはり体力がある若者が選ばれるのは自然の理でしょう。

長く大学で宮仕えして来た中で悪弊のようなものが、身についていたのですね。

自分はまだまだ世の中に役立つ人材だ、すぐに仕事も決まるだろうぐらいに錯覚していました。

ある日、ハローワークの担当の方との会話。

「在宅とか事務職とか、現状を考えると難しいですよ。人手が足らない業界、物流とか介護とかで仕事を探してみてはどうですか」

煮え切らない私に、

「もう、かつてのプライドは捨てなさい。本当に働く気持ちがあるのなら、気持ちも考え方も切り替えて」

私は、少なからずショックを受けました。おっしゃる通り、これは格言やと感じながら帰宅したことを覚えています。

で、今は?

退職した時の志を重く受け止め、やはり、在宅ワーカーにこだわっています。Webやネットのこと、またライティングの勉強も随分しました。

頑張って、ライターの仕事をしています。

かつてのプライドは、プライドではなく私のファーストキャリアにいただいた勲章としてこっそり胸に刻むことにしています。