曲線美が美しすぎる~公長齋小菅の曲げわっぱ弁当箱~

食堂 サンプル模型

弁当を作りたくなる弁当箱、曲げわっぱ

大学職員だったころの昼めしの話。

サラリーマンの昼食の予算として、私は700円と決めておりました。もちろん、ワンコインで食事ができる学生食堂を利用することもありましたが、いつも揚げ物を選んでしまう危険を感じておりました。

しかし、外で昼食をするにしても、カツカレーやカツ丼とか、ミックスフライ定食とか、やっぱり揚げ物が多いんですよね。

結局、健康診断で中性脂肪や血圧の数値がひっかかり、お医者さんから生活習慣と食事改善を提案されることとなりました。はいそうですか、と簡単にできるもではありませんよね。

老けてきた顔、出っ張る腹、やっぱり健康は大事やと感じ始め、「好きなもん食べて、なにが悪い!」という強気はどんどん小さくなっていきました。

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そこで、私が奮起して決意したことなのですが、「明日から、自分で弁当作る!」でした。

翌日から、職場の同僚からは、「えっ、弁当ですか、自分で作らはったん?」と非常に驚きの臭いがプンプンしましたが、ちょっぴり嘲笑も混じっていました。

それからしばらく弁当作りが続き、機嫌よく昼食を摂る日々を過ごしました。

が、ある日、テレビをぼんやりと見ていたのです。職人さんが、器用に竹を曲げて何を作っておられるのかなと思っていましたら、それが弁当箱だったのです。

さすが、職人さんの熟練の技ですね。竹に熱を加えながら丸く曲げ、美しい小判型に仕上げていかれます。「曲げわっぱ」という弁当箱なのだそうです。

この絶妙な曲線美、思わず欲しいと脳を刺激ました。竹という和の素材、とてもシンプルな形なのですが、竹の曲がり具合がとても美しい、魅了されました。

それで、こうたん?(買った?)となるのですが、結局買わずじまい。

意を決して始めた弁当作りも、数日後に「しんきくさ」となってやめてしまいました。

けれども、和のものってやっぱりしっくりきますね。今もほしいなと思うのですが、在宅ワーカーですから、「弁当作って、どこいくとこあんねん?」となってしまいます。ちょっぴり、残念ですが。  

おすすめ、「公長齋小菅 曲げわっぱ(一段小判弁当箱)」

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