資格があれば安泰か?~一生役に立つ資格とは何か~

先日、高校3年になる息子と進路について少し話しました。

大学を卒業しても自分の性格では、サラリーマンとして会社になじめないと思っていて向いていないと思っている。国家資格を取って、資格を生かした仕事をしたいと思っている。医療系の大学に行って、理学療法士になろうと思う。

私の高校3年の時に比べれば、余程しっかりしていると思いました。私は、有名大学にとにかく入りたいでしたので、その先のことなど全く考えていませんでしたし、将来の夢はぼやけたままでした。

けれども、大学職員としてのサラリーマンという生き方をなぜかちょっと否定?されたような気がして、少しカチンときましたが。

現在の新型コロナウイルスの蔓延もそうですが、先行きが不透明な時代、今の高校生はしっかりと将来の社会や職業について現実的な目で見、考えていると感じました。

人口減少、AIによる職業代替、膨らむ国の借金、超高齢化社会による社会保障のあり方、などなど、確かに先行き不透明で不安に満ちたこの世の中を考えると若い世代はしっかりしんとあかんと自然に自覚しているのでしょうね。

そう考えると、私のような事務方よりも手に職つけているとか、資格を持っている方が社会を乗り切るのに断然有利と考えるのはよくわかります。

息子には言いませんでしたが、国家資格を持っていても絶対的な生活の保障が実現できて安泰というのは国家資格神話に過ぎないということです。

根拠は何であったか忘れましたが、難関国家資格である弁護士も将来的にはAIで代替されるとか。ホンマかいなと感じましたが、現実的にはありうるのかもしれません。

私はやんわりと遠回しに資格を持つことは素晴らしいけれども、頼り過ぎるものではないとちょっと諭しました。どう感じたのかわかりませんが。

もう一つ提案したのですが、息子はちょっと戸惑ったようでした。

「まだ時間があるさかい、医療系一本に絞らずに、文系の学部とかも考えたら?」

「嫌なこと言うけど、医療系は、大学入ってから数学も物理もやらなあかんと思うで」

「経済学部とか法学部とか、社会科学系は興味ないのか?」

似んでもええのにと思っているのですが、息子は数学がからっきしダメなようで、高校1年から赤点の常習犯だった私と同じのようでした。

決して惑わすつもりはありません。

相談してくれるとうれしいものですし、私の経験も参考にしてくれたらと思っています。

がんばりやといつも言ってしまいますが、もっと的確なアドバイスがしたいとつねひごろ思っています。