しだれ桜が際立つ美しさ~まちなかの隠れ桜名所、立本寺~

「北野の鬼子母神さん」と親しまれている立本寺は、まちなかにある隠れた桜の名所です。

山門脇のソメイヨシノや本堂前の見事なしだれ桜など、40本あまりの桜が植えられている境内は、満開時期は桜色に染まります。

立本寺を訪れてからちょうど1週間が経つのですが、新型コロナウイルスの感染拡大が極めて深刻な状況となっています。

今年も桜を求めて、まちなか散歩に行くぞと張り切っていましたが、日本中の方が自粛をされ不要不急の外出を控えている中、私だけがフラフラと桜を観に行っている場合ではないと考えました。

京都でも200人近い方の感染があり、3密(密閉・密集・密接)に留意すべく、緊張感と伴に非常に注意を払っています。

毎日、テレビでは朝から晩までコロナウイルス関係のニュースで、ずっと見ていると私は大丈夫かな?と神経質になってしまいます。率直に言って、怖いです。

うちは高齢のおふくろとの暮らしですが、検温やら血圧やらしきりに測定して、安全な数値を確認しつつ日々を送っているようなつねひごろです。

毎年恒例のまちなかの桜をめぐる散歩ですが、2020年は新型コロナの流行が拡大していることもあり、立本寺の桜で終わることにしました。

行きたいな、観たいなと考えていた桜は、数々あったのですが、コロナウイルスが終息し元の暮らしが戻った後、つまり来年桜に会いに行こうと思っています。

考えていたのは、

雨宝院、水火天満宮、植物園、京都地方裁判所、神泉苑、再び御所

です。

雨宝院、水火天満宮は、訪れたことがないので、どんな風情や風景が待っているのだろうとワクワクしていましたが、残念と思わず次の機会の楽しみに取っておこうと感じています。

実は、桜でありがたいことが一つあるのです。

もう、10数年も前に御室の仁和寺を訪れた際、桜の植木を買ったのです。玄関先に置いているその桜が、今年も可憐な花をつけ、美しく咲いてくれました。自宅にいながらにして桜を楽しむことができる幸せを感じています。

毎年咲いているので、ああ咲いたぐらいにしかこれまでは感じていませんでしたが、今年はありがたいと感じつつ、花を愛おしむことの大切さを感じました。

花の数は、毎年減っているものの、まだしっかりと咲いている様子に、春の情緒を伝えてくれて、心が和むと同時に感謝しています。

こうして「うち花見」に癒される私は、恵まれていると心に刻まなければならないと痛感しています。

未曾有のこのパンデミックが早く終焉となることを祈りつつ、桜の強い生命の息吹をまた感じることができるよう、つねひごろの日々を大切に過ごしたいと思っています。