2021年4月12日 / Last updated : 2023年9月17日 myoshida 京風情、ふだんの京都 葵祭の葵(あふひ)と逢ふ日~『建礼門院右京大夫集』~ 京都を代表する祭、葵祭を「あふひ」(葵/逢ふ日)の掛詞で味わおう 風薫り、梢に若葉が涼しく茂る季節、今年も葵祭の時期がめぐってきます。 葵祭は、陰暦四月の中の酉の日、現在は五月十五日におこなわれる京都・賀茂社の例祭で、正 […]
2021年3月22日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 春の鞍馬で山椒と義経記~遮那王の背比べ石を山に見て~ 鞍馬の花山椒は素敵に贅沢な春の味覚 新入学のシーズン、山は木の芽の季節です。 木の芽すなわち山椒。山椒の実をちりめんと一緒に炊いたちりめん山椒は、京都人の魂を下支えする永遠不滅のご飯のお供です。山椒は花、葉、実、木の皮ま […]
2021年3月18日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 京都の北東方位、皇城表鬼門を封じてきた意外な動物とは? 家を建てる際によく耳にするのが「鬼門」ですが、家相と合わせて鬼門には細心の注意を払うことが多いようです。トイレやキッチン、玄関を鬼門に置くことは凶事とされ、今なお鬼門を封じる(避ける)ことが継承されています。 鬼門とは、 […]
2021年3月9日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 二葉葵を神紋とした京都を象徴する厳かで華麗な祭~葵祭~ 葵祭とは 先日花街をご紹介しましたが、これも京都をご紹介する上で欠くべからざるものとして「祭」があります。 今回は、祇園祭と時代祭に並ぶ京都三大祭りの一つ、「葵祭」をご紹介します。 葵祭は、例年風が薫るころの5月15日に […]
2021年2月18日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 すれ違いざま必ず振り返る、舞妓はん~京都五花街概論~ ふだんの京都、つねひごろの京都を長らく考えているのですが、やはり花まちは知っている限りの範囲でご紹介する必要があるだろうと感じ、筆を進めています。 ただ、私自身、祇園や上七軒の本格的なお茶屋は未だに行ったことがありません […]
2021年1月26日 / Last updated : 2023年9月18日 myoshida 京風情、ふだんの京都 真意は?京都の風土や京都人の気質を表すことわざ3選 京都のことわざ 京都は長く都が置かれたまちで、時代の変遷と伴に多くの人たちが訪れ、また去り、蓄積された伝統と文化がまちの基底にあります。長い歴史があるまちですので、その風土やまちでの暮らしはさまざまな言葉や言い回し、修辞 […]
2020年6月10日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 朝と夕におすすめ、打ち水~京都に暮らす知恵と風情~ 打ち水に爽涼 気象庁が近畿地方の梅雨入りを発表しました。今年も雨の季節がやって来ましたが、平年よりも気温が高く、身に応えるつねひごろです。 私は、毎日いかにしたら涼を取れるかばかりに気を揉んでいて、もちろんテレビがいうよ […]
2020年5月29日 / Last updated : 2023年10月6日 myoshida 京風情、ふだんの京都 花のある暮らし、土に癒される~まちなかガーデニング~ 「花はいいねえ」、ガーデニングをやってみる 数年前、車を利用しない生活にしようと考え、自家用車を手放したことがありました。必要なことは、公共交通機関を利用し、必要があればタクシーを使えばいいではないかと。 もともと車の運 […]
2020年5月15日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 天神さんからの授かりもの、北野天満宮の真心こもった大福梅 梅といえば、天神さん 今出川通を西大路通に向かって行きますと、ちょうど北野白梅町の手前に北野天満宮があります。私たちは親しみを込めて、天神さんといいますが、学問の神様としてとても有名な神社です。 お参りに来られる方といえ […]
2020年5月6日 / Last updated : 2023年9月19日 myoshida 京風情、ふだんの京都 香りに癒されて~奥ゆかしい京都の老舗お香屋さん~ 四季のうつろいを愛で、香りに心遊ばさせる 「香り」のことはよくわかりませんが、やはり良い香りは嗅覚に響きますので、自ずと癒されます。 新型コロナウイルスの影響で、家に居る時間が圧倒的に長くなりましたので、部屋の気分を変え […]
2020年3月6日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 かつて、銭湯できっちり叱ってくれた知らんおっさんたち 見知らぬおっさんはじめ、かつては地域が子どもを躾けた 「叱られる」、これは銭湯での話です。 私たちが子どものころ、家風呂がある家庭は少なかったですね。だいたい、小銭を握って銭湯へ行っていました。 だいたい小学校上がるまで […]
2020年2月16日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 堀川でジャブジャブ~かつて京都の風物詩だった友禅流し~ 友禅流し、京都まちなか風物詩 「堀川でジャブジャブ」、変なタイトルで失礼します。 堀川は、かつて堀川通に沿って流れる小さな川でしたが、その後排水路のような味気ない水路に変り果てました。 「憩いとやすらぎの水辺空間の創出」 […]
2020年2月4日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 夏は酷暑で冬は底冷え~ほんまに京都の気候はキビシイ~ ただ者ではない、京都の気候 とにかく、気候が厳しい、キビシイのです、このまちは。 桜が咲き、春の陽気にぼんやりとしているうちに、梅雨がやって来て、それも明ける頃からムシムシとした暑い夏がやって来ます。 ちょうど祇園祭の鉾 […]
2020年1月27日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 ふだんの京ことば~京都・観光文化検定試験の出題から探る~ ふだんの京ことばいろいろ 同じ関西でもことばひとつをとっても違いますね。 ふと思い出したことがあります。大学に勤めていたころの話なのですが、神戸出身の先輩と話していた時のことです。 「田中さん、まだきいひんなあ」と私が独 […]
2020年1月23日 / Last updated : 2024年9月28日 myoshida 京風情、ふだんの京都 自転車があれば自在にまち巡り~京都は自転車が似合う~ 京都は自転車があれば事足りる 京都は、広いようで狭いようで不思議なまちです。自転車があれば、このまちは事足りる、つまりは移動できるとつねひごろ思っています。 四条河原町の繁華街も嵐山も八坂さんも京都駅も、自転車があればそ […]